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東都大学リーグ

就任2年目・大倉監督(駒大)が推進する名門復活への道

 

就任2年目を迎える駒大・大倉監督は2月末に完成した新選手寮の前でポーズ。充実の寮生活が充実の学校生活、そして野球にもつながっていくはずだ/写真=山口高明


新寮完成を機に植え付ける駒大のプライド


 再び常勝軍団の道へ――。東都大学リーグ27度優勝の名門・駒大が、プライドと、輝きを取り戻そうとしている。昨秋、日大との一部二部入れ替え戦を連勝で制し、5季ぶりに一部の舞台・神宮球場へと帰ってくる。

 駒大の大倉孝一監督(55歳)は昨年2月に就任してすぐ「選手に『俺たちはKOMAZAWAだ!』というプライドがないように感じた」という。

「私が選手だったころは『自分たちはほかのチームとは違う』というプライドがありました。どこへ行っても胸を張れた。名将・太田誠(元)監督の下、日本一厳しい練習をしていて、しっかりした人間教育を受けている、と自負していましたので」

 裏付けがあるプライドは、成績につながった。当時、甲子園経験者は少なかったが「駒大でもまれた無名の選手たちが、力を合わせて勝っていた」。大倉監督は在学時(1981年入学)、3度のリーグ優勝と2度の大学日本一を経験している。

 名門復活に向けて、大倉監督がチームに植え付けようとしているのが・・・

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