1年春の7試合を最後に、左ヒジ痛で登板機会がなかったが、4年春に復帰。投げるたびに内容は良くなっている/写真=藤井勝治
5シーズンの空白を埋める復活登板
「神宮球場のマウンドって、こんな感じだったかな……」
法大の148キロ左腕・
森田駿哉(4年・富山商高)は約3年ぶりに立ったマウンドで、そう感じていた。
5月12日の東大1回戦。8回裏から2番手として登板した。その初球。143キロの直球を投げ込んだ。
「一番自信のある球なので、初球は真っすぐと決めていました」
ケガによる5シーズンの空白を感じさせない1球に、スタンドが沸いた。
先頭打者は142キロの直球で見逃し三振に仕留めた。その後も9回の先頭打者まで4者連続で三振を奪うなど計5三振。決め球はすべて直球で、この日の最速は144キロだった。2イニングを無安打無失点で終えると、森田は明るい表情で言った。
「この3年間は・・・
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