週刊ベースボールONLINE

「ラストシーズン」にかける4年生

147キロ左腕・田中裕貴(慶大)が志したパイロットの魅力

 

今春のリーグ戦で連覇に貢献した左腕・田中。秋はV3を目指している


社会人として通じる「チームワーク」の重要性


「野球は大学で一区切りをつけようと考えています。未練はありません」

 慶大の4年生左腕・田中裕貴(4年・芝高)は爽やかな笑顔で言った。

 高校時代は、進学校に現れた最速140キロの長身左腕として、プロのスカウトから注目される存在だった。東大への進学希望を表明したこともあって、話題になった。

 慶大の環境情報学部に一般入試で現役合格。一浪して東大を目指すことも考えたが、「投手としてプレーするなら、現役で入ったほうがいい」と慶大に入学した。だが、1、2年時はリーグ戦で登板機会がなかった。

「入部してすぐ、腰痛を繰り返してしまったのと、実力不足もありました。すごく、悔しかったですね」

 転機は3年春に訪れ・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

アマチュア野球情報最前線

アマチュア野球情報最前線

アマチュア野球取材班、ベースボールライターによる、高校・大学・社会人野球の読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング