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秋季神奈川大会

私学優勢の勢力図で唯一4強。厚木北高が残した秋の記憶

 

厚木北高は今秋の神奈川県大会で4強。準決勝では桐蔭学園高に7回コールド負けを喫し、関東大会へ出場をあと1勝で逃した/写真=BBM


関東大会まであと一歩。攻撃力前面に公立校の快進撃


 私学の壁は高かった。神奈川県大会準決勝(10月6日)。4強進出校で唯一の公立校・厚木北高は、関東大会出場をかけた桐蔭学園高との一戦で2対10の7回コールド敗退を喫した。1回表、厚木北高は2失策絡みで2点の先制を許し、主導権を握られた。「全員野球、攻撃野球」が部訓の同校としては、積極的に仕掛けて、相手を慌てさせたかっただけに、手痛い立ち上がりとなってしまった。

 2016年4月から厚木北高を率いる加賀谷実監督は南高出身で日体大を経て、川崎北高では河原純一(元巨人ほか)を擁し1990年夏の県大会で4強に進出した。その後、相模原総合高、弥栄高で計30年以上の指導を誇る。前任校・弥栄高でも13年夏には8強に導くなど、各校を強化してきた手腕の持ち主だ。最近の高校野球で、気づくことがある。

「特に公立校の打撃が上がっている。公立相手でも、打ち勝たないと・・・

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