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第44回社会人野球日本選手権大会

佐竹功年(トヨタ自動車)が抱き続ける社会人野球の魅力

 

早大から入社13年目のトヨタ自動車・佐竹。日本選手権1回戦は若手に経験を積ませるためベンチ外だった。初戦敗退を喫した試合後、取材に応じている/写真=佐藤真一


「感動」を与え続ける35歳のレジェンド右腕


 入社13年目のシーズンを迎えたベテラン右腕が年始に立てた目標は例年どおりだった。「いつもと変わりないですけど、しっかりとチームのために仕事をするということです」。

 トヨタ自動車のエースとして長く活躍する佐竹功年(早大)は土庄高時代から速球派右腕として鳴らし、早大時代には150キロも計測。社会人になってからはキレやコントロールを重視するようになり、勝てる投手へとシフトチェンジ。コンパクトなテークバックから繰り出す球の制球力は絶妙で、ボール半個分のコースへの出し入れを自在に操る。

 プロの世界でも間違いなく、一軍マウンドで活躍できたであろう169センチのエースは「プロに行けるかは自分では決められないですし、プロにこだわって・・・

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