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緊張とは無縁の大物新人、奈良間大己(立正大)の可能性

 

高校時代に主将を務めたリーダーシップは立正大のチームを変える力を秘める。坂田監督は1年春からの活躍を期待している/写真=佐伯要


攻守走の三拍子に加えこだわるフルスイング


 打率.818。昨夏の静岡大会で、常葉大菊川高の「一番・遊撃」だった奈良間大己は6試合で22打数18安打をマーク。NPBスカウトやマスコミから注目されるようになった。

「試合をトータルで見るのではなく、『この打席で打とう』と一打席に集中しています」。その積み重ねが、驚異的な数字につながった。

 攻守走の三拍子がそろう好プレーヤー。持ち味はフルスイングだ。小学生のころから父・親弘さんに「ストライクはすべて振れ」と積極的な打撃を教わり、打つ楽しさを覚えた。それからフルスイングを貫いている。

 昨夏の甲子園では益田東高(島根)との初戦で中越えの2ランを放つなど、高校通算23本塁打。だが「自分はホームランバッターではありません。甘い球を逃さず、広角に打てる打者を目指しています」と言う。

 昨年9月には・・・

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