週刊ベースボールONLINE

第74回JABA東京スポニチ大会

元DeNA・須田幸太がJFE東日本での復帰戦白星マーク

 

土浦湖北高、早大、JFE東日本を経て11年ドラフト1巡目で横浜入団。DeNAを通じて8年間在籍し、戦力外通告を経て、古巣に復帰した/写真=桜井ひとし


ベテランが若手発奮へひと肌。古巣で輝きをもう一度


 昨オフ、DeNAから戦力外通告を受け、かつて所属していた社会人野球のJFE東日本にカムバックした須田幸太(早大)が、今季の公式戦初登板で見事、勝ち星を挙げた。

 3月13日にさいたま市の岩槻川通公園野球場で行われたJABA東京スポニチ大会の予選リーグ・NTT東日本戦。同点で迎えた6回裏からリリーフした須田は「9年ぶりの社会人のマウンドだったので最初は緊張しましたが、1アウトが取れたときにその緊張もなくなりました」と先頭打者を二ゴロに打ち取ると、続く向山基生(法大)からはカットボールで見逃し三振を奪うなど3人で抑える立ち上がり。

 ただ、「ストレートが浮いていた」こともあり「少し体が反っていると分かっていたので、次の回からは真っすぐにして投げるようにしました」と今年7月に33歳になるベテランらしく、試合中にしっかりと修正。7回裏には死球で走者を許したものの、代打の平塚大賀(明大)を三振。六番・越前一樹(立正大)はアウトローのカットボールでショートゴロ併殺に仕留めるなどランナーを背負っても動じない姿を見せた。

 さらに、予定の2イニングを終えたが、本人の希望もあって8回裏も続投。この回も簡単に3つのアウトを取ると、打線は9回表に峯本匠(立大)の適時打で勝ち越し。最後は辻佳明(愛知学院大)が締めて2対1で勝利を挙げた。白星を手にした須田は結局、3回を投げて被安打0の好投。

「最初にしては良かったが、もうちょっと・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

アマチュア野球情報最前線

アマチュア野球情報最前線

アマチュア野球取材班、ベースボールライターによる、高校・大学・社会人野球の読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング