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大学3年生注目プレーヤー

攻守走で可能性を秘める 吉位翔伍(中京学院大)の魅力

 

大学日本代表候補合宿では、攻守にわたりアグレッシブなプレーを披露。24人の代表入りこそ果たせなかったが充実の3日間を過ごした/写真=田中慎一郎


候補合宿をステップに追う偉大な先輩の背中


 中京高(現中京学院大中京高、岐阜)出身で中京学院大の背番号7。しかも、右投左打の遊撃手とくれば、吉川尚輝(現巨人)の名前が思い浮かんでくる。尊敬する先輩と同じキャリアを歩んできた吉位翔伍は、姿勢を正して言う。

「2年秋から7番を着けさせていただき、周囲の方からもよく比較されますので、少しでも近づけるようにしたい。動画も見て勉強しています。でも、意識し過ぎるとよくないので、自然体で臨んでいます」

 吉川は2016年の全日本大学選手権で初出場初優勝の原動力となり、日米大学選手権でも活躍した。侍ジャパン大学代表をステップに、一流選手への階段を駆け上がっている。さかのぼれば、中京学院大出身者では、代表入りこそ果たせなかったが、広島菊池涼介も在学中の「大学日本代表候補合宿」を通じ、プレーヤーとして大きくレベルアップしている。先輩2人が歩んだルートを吉位も一歩、踏み出す形となった。

 今年6月、中京学院大は東海地区の代表として、3年ぶり2回目の大学選手権出場。桐蔭横浜大との1回戦で「三番・遊撃」で出場した吉位は・・・

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