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第90回都市対抗野球大会

元プロの3選手が見せた社会人野球の真骨頂

 

救援として都市対抗初制覇に貢献したJFE東日本・須田/写真=松田杏子、佐藤博


早大の同級生3人が頂上決戦の舞台で切磋琢磨


 社会人野球の最高の舞台と言える都市対抗野球。そのなかでも限られた者しか立つことができない決勝のグラウンドに、3人の元プロ野球選手の姿があった。しかも、その3選手はかつて早大とDeNAで同じ釜の飯を食べた同級生で、現在はバラバラのチームでプレーをしているJFE東日本(千葉市)の須田幸太、トヨタ自動車(豊田市)の細山田武史、日本製鉄かずさマジック(君津市)の松本啓二朗というのだから、運命の神様も粋な計らいをしたものである。

 今季から8年ぶりに古巣復帰した須田は、都市対抗の南関東地区予選で防御率0.93と守護神としての地位を確立。落合成紀監督(東海大)も「絶対的な存在」と話しており、グラウンド外でも「体のケアや調整など元プロとして見本になっているので、若手選手もしっかりと自己管理をするようになった」と多大な効果を与えている。その須田のもとに補強選手として加わったのが、プロを退団して、社会人野球2年目を迎えた松本だ。昨年の都市対抗では1回戦の西部ガス(福岡市)戦で3安打の活躍。須田と再びのチームメートとなってからは積極的に野手へアドバイスを送り「チームに与える影響は大きかった」(須田)と・・・

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