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東京六大学リーグ

投手力を前面にけん引する副将・朝山広憲(法大)の決意

 

立大1回戦(9月21日)。リーグ戦初先発の朝山は8回途中1失点で、早大2回戦(救援)に続く2戦連続での勝利投手となった/写真=藤井勝治


「5位」から「連覇」を目指す捲土重来の秋


「いつか父を超えたい」

 今秋、開幕4連勝の法大で2勝を挙げている右腕・朝山広憲(4年・作新学院高)は言う。

 父・憲重さんは、PL学園高(大阪)の主将として、1983年夏の甲子園で全国制覇を成し遂げた。2学年下には「KKコンビ」の桑田真澄投手(元巨人ほか)と清原和博選手(元西武ほか)がいた。

「常に『PLの朝山の息子』と見られてきた。つらいときもあったけど、その名に恥じないよう、いいプレーを見せようと思ってきました」

 小学6年生で投手となって以来、父から「桑田は外角低めの制球が抜群だったぞ。打者が最も打ちづらいコースだから、そこを磨けよ」と教わってきた。直球の最速は149キロ。その生命線は、今もアウトローだ。

 作新学院高(栃木)時代は3年連続で夏の甲子園に出場。3年夏は16強入りしたが、右ヒジを痛めており、「四番・一塁」で出場した。

 大会後に右ヒジを手術。法大に入学すると、1年間はリハビリに専念した。学生コーチとして投手を担当する仲島大雅(4年・法政二高)は、当時の朝山について・・・

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