立正大2回戦[10月17日]に連勝して2004年秋以来、25度目のリーグ優勝。翌週、東洋大との最終カードも連勝して10勝1敗、勝ち点5の完全優勝を遂げた/写真=藤井勝治
1972年春以来となる勝ち点5の完全優勝
15年ぶりの歓喜の瞬間だった。
10月17日。第1試合で、中大と優勝を争っていた国学院大が、東洋大に敗れた。そのため、中大は第2試合の立正大2回戦を「勝てば優勝」という状況で迎えた。7回を終わって、1対5とリードされる苦しい展開。しかし、8回に6点を奪い、7対6で逆転勝ち。8勝1敗、勝ち点4。最終週の東洋大戦を前に2004年秋以来、25度目の優勝を決めた。名門復活へと導いた
清水達也監督は選手たちの手で3度、宙に舞った。
「今日で勝って決めたい気持ちはありました。試合展開が劣勢でしたが、終盤に6点も返してくれて、選手たちが頼もしく見えました」
清水監督にとっても、15年ぶりの胴上げだった。社会人・河合楽器で現役生活を終えた直後の1999年に中大の指揮官に就任。04年秋に主将兼四番で5本塁打を打った
亀井義行(善行。現
巨人)と、エースで4勝を挙げた
会田有志(現巨人コーチ)の投打の軸を擁して、1979年春以来となる優勝に導いている。
「15年前は、開幕(青学大戦)で連敗して・・・
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