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第45回社会人野球日本選手権

青い炎に埋まった大阪ガス、初Vの背景

 

大阪ガスの応援スタンドは初戦から多くの観衆で埋まり、決勝では最高の報告ができた/写真=佐藤真一


会社&選手が地域貢献。大声援バックにダイヤモンド旗


 大会2日目の第3試合はホンダ鈴鹿との1回戦。ちょうど、仕事帰りである。18時33分のプレーボールから1時間が経過しても、入場者が途切れない。やがて一塁側内野席はほぼ満席となりあふれた人は外野席へ。水色のユニフォームを着た人の波は右翼ポールを越え右中間からセンター方向へと伸びた。球場外周に設置された大阪ガスの応援受付のテント前には異例とも言える長蛇の列。並んでから入場するまで、40分以上かかるという盛況ぶりだった。

 先発マウンドに立った阪本大樹(関大)はスタンドの光景に「多過ぎやろ! センターまで入って同じ部署の人や家族の方も来てくれて、絶対、投げ負けたくないと思っていました」と気合を入れて延長11回をシャットアウト。その裏に二死一、二塁から試合を決める適時二塁打を放った古川昂樹(立命大)も「一色に染まって、幸せに感じました」と応援に感謝した。大阪ガスの応援受付テントではチケットのほかにもレプリカユニフォーム、タオル、メガホンの応援グッズを無料で配布し、スタンドは大阪ガスカラーに染まった。

 SNSでチケットやユニフォームの配布について発信し、来場を呼びかけた右腕・猿渡眞之(飯塚高)は言う・・・

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