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第45回社会人野球日本選手権

「全国1勝」を目指すJR四国の課題は投手陣整備

 

JR四国は今夏の都市対抗までマスクをかぶっていた前主将・小林の引退により、高卒2年目の篠崎[左]が司令塔の大役を担い、主戦の谷川[右]に指示を送る/写真=宮原和也


本大会で最も難しい「初戦」の入りを痛感


 ヤマハとの1回戦。JR四国は初回に二死満塁のチャンスを作ると、水野達稀(丸亀城西高)が放った打球はレフト線を破る。この一打が2者を迎え入れる適時二塁打となりようやく、呪縛を解いた。日本選手権は4大会連続15回目の出場。ただ、過去3大会連続無得点とホームベースが遠かった。しかし今年は四国最終予選でチーム打率.301、1試合平均7.2得点、打線を強化して京セラドーム大阪に乗り込んできた。

 長い沈黙を破るタイムリーを放った水野について山田啓司監督(坂出商高)は「高卒の1年目なんですけど、守備もバッテイングも思い切ってできる選手ですね。一、二番を打たそうか迷ったんですけど、クリーンアップが出たときに打ってほしいので」と六番で起用。ルーキーがベンチの期待にしっかり応えた。長打力が売りで四番を打つ北尾勇人(龍谷大)も入社1年目。五番の捕手・篠崎康(帝京五高)も入社2年目と、主軸に若い選手が並ぶ。特に成長著しい篠崎は・・・

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