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令和元年度・学生野球表彰

文武両道を実践した高校生47人、大学生26人が表彰。史上初の4位に躍進した京大の主将・西拓樹が栄誉

 

昨夏、24年ぶりの甲子園準優勝に輝いた星稜高。2年春から4季連続で出場した主将・山瀬は3年間の努力が実を結んだ/写真=石井愛子


4季連続出場の星稜高の主将兼正捕手


 日本学生野球協会は1月10日、2019年の「第52回学生野球選手及び部員の表彰選手」を発表した。高校の部は日本高等学校野球連盟から各都道府県連盟を通じて推薦された47人、大学の部では全日本大学野球連盟を通じ全国26大学連盟から推薦された26人で、計73人が表彰された。今年3月の卒業見込みの最上級生で、勉学と野球を両立させた模範的な学生が表彰対象である。

 高校の部では昨春のセンバツで30年ぶり優勝へ導いた東邦高・石川昂弥(中日)、同夏の甲子園で初の全国制覇を遂げた履正社高の主将兼正捕手・野口海音が選出。また、奥川恭伸(ヤクルト)とバッテリーを組み、24年ぶりの夏準優勝と躍進した星稜高の主将・山瀬慎之助(巨人)も3年間の努力が認められた。なお、全国軟式選手権で3連覇へ導いた中京学院大中京高の主将・村瀬仁紀、また、初戦突破を果たした鹿児島実高の主将・鎭守将大が表彰を受けている。

 大学の部は昨秋、関西学生リーグで史上初の4位躍進の立役者となった京大の主将・西拓樹が選出。4年間で同大学記録の66安打を上回る74安打とプレーでけん引し続けた。なお、昨年の大学選手権準優勝の佛教大からは、学生コーチとしてチーム運営に貢献した軍嶋聡明が表彰。また、日本文理大の主務・川上隆磨は九州地区大学連盟の実行委員長として試合運営に大きく貢献した。

アマチュア野球情報最前線

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