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アマチュア球界にも浸透する「野村イズム」

 

昨春から正捕手の4年生・立松は「打てる捕手」として注目されている。立正大の歴代捕手は野村氏の著書を読み込んできた/写真=BBM


攻守にメンバー充実する立正大がV奪回に挑戦


 球界に多大な功績を残した故・野村克也氏だが、その功績はプロ野球界にとどまらない。2003年から05年までの3シーズン、野村氏は社会人野球・シダックスの監督を務めた。田中善則(昭和一学園高監督)、相馬幸樹(中央学院高監督)、吉井憲治(セガサミーコーチ)ほか、シダックスで野村氏の教えを受け、現在アマ球界で指導者となっている者は少なくない。2013年から立正大を率いる坂田精二郎監督もその一人だ。

 坂田監督の現役当時のポジションは捕手。球史に残る司令塔・野村監督だけに、坂田捕手には特に厳しかった。2時間近く立ちっぱなしで野村監督の話を聞いたこともあったという。

「よく言われたのが・・・

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