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東京六大学リーグ

「赤門旋風」を誓う2人の熱血指導者

 

今春から東大を指揮する井手監督は今年2月で76歳。グラウンドに立ち続け、学生と日々、向き合っている/右は大久保助監督


最下位脱出&連敗阻止。井手峻監督(東大)の野球理論


 中日の投手、野手として10年プレーした東大初の元プロ監督。さらに、赤門旋風(1981年春)で主将を担った助監督がタッグを組む。前者は井手峻監督だ。昨秋まで率いた浜田一志前監督の任期満了に伴い、昨年11月に東大の第28代監督に就任した。引退後も中日球団一筋。二軍監督や一、二軍のコーチを計14年間務めたほか、フロントにおいても球団代表などを歴任するなど、約50年間在籍した。

 プロを知り尽くした井手監督だが「今はあくまでも一人の学生野球の監督。元プロという肩書きは意識していません」。ただ、指導においてはプロのコーチ時代から心がけていることを根底に置く。それは「間違ったことを教えない」。井手監督はプロの現場で「指導1つで、選手の運命が変わった例をいくつも見てきた」。東大の監督に就任してからも選手をじっくり観察し、その上でアドバイスを送っている。

 自分の考えを押しつけることはない。「選手から異論があれば聞きますし、お互いが納得するまで話をするようにしている・・・

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