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第92回選抜高校野球大会

感謝と重みをかみしめたセンバツ準優勝旗返還式

 

昨春のセンバツで準優勝した習志野高の主将・角田勇斗[中央、右は小林監督]は4月6日、同校で行われた式典で、主催者へ準優勝旗を返還した/写真=菅原淳


「試練」と向き合う2020年春。習志野高(千葉)主将の決意


 第92回選抜高校野球大会は新型コロナウイルスの感染拡大により、選手の安全、健康が確保できないとして、史上初の中止となった。3月19日の開会式において前回優勝校と準優勝校の主将が優勝旗、準優勝旗を返還する同セレモニーも、できずにいた。「宙ぶらりんのままはよくない」。大会主催者側の素直な声だ。

 日本高野連は4月2日、返還式の実施を発表した。同6日、千葉県習志野市内の習志野高で「準優勝旗返還式」(優勝校・東邦高は4月14日に予定をしていたが6日、同校が19日まで休校となったため延期)が行われた。同校の応接室は参加者(毎日新聞社、日本高野連、千葉県高野連、習志野高)と報道陣の全員がマスクを着用。式典は粛々と進んだ。

 昨春のセンバツでは遊撃手として活躍した習志野高・角田勇斗主将(3年)が準優勝旗を返還すると、大会主催者(毎日新聞社・広田勝己取締役)からレプリカ(写真)が贈呈されている。主催者挨拶として毎日新聞社・広田取締役はこう話した・・・

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