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社会人野球オープン戦

都市対抗連覇を照準に定めるJFE東日本の挑戦

 

就任4年目のJFE東日本・落合監督は「超攻撃的野球」を展開し。攻守にわたって積極的に攻め続ける/写真=田中慎一郎


前年王者が直面するコンディション維持の難しさ


 左肩には王者の証明である、黒獅子エンブレムが輝いている。昨夏、JFE東日本は都市対抗で初制覇を飾った。前回優勝チームは「推薦出場」の権利が与えられ、予選が免除される。だが、一方で、都市対抗の特徴である補強選手(同地区の予選敗退チームから最大3人)を使えない。つまり、自チームの選手のみで戦いを挑まなくてはならないのだ。

 予選免除の立場は「特権」であるのに対して「難しさ」が同居する。なぜならば“真剣勝負”がないまま、本戦の舞台・東京ドームへと臨むからだ。毎年、当事者はこの苦労を経験するのだが、今年はさらに厳しい局面と向き合っている。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、公式戦が相次いで中止。JFE東日本は春先からのJABAスポニチ大会、長野大会、北海道大会にエントリーしていたが、この実戦の場を奪われた。今年は東京五輪が開催予定(1年延期)であったため・・・

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