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東京六大学春季リーグ戦

一発勝負を知り尽くす慶大・堀井哲也監督の秘策

 

昨年12月から母校・慶大を指揮する堀井監督は、JR東日本監督時代から、調整においてオープン戦を重要視している/写真=田中慎一郎


 東京六大学野球連盟は7月10日の理事会で、再延期(当初の4月11日開幕から5月末、8月中旬と調整)となっていた春季リーグ戦の開幕を8月10日で準備することを決めた。17日まで8日間の日程で、6校による1試合総当たりのリーグ戦。夏開催ではあるが、あくまでも「春季」扱いで優勝争いが繰り広げられる。昨秋の王者・慶大は東大(10日)、立大(12日)、明大(13日)、早大(15日)、法大(16日)と7日間で5試合という過密日程が控えている。通常であれば約2カ月、対戦5校との2勝先勝の勝ち点制によるリーグ戦。今夏は5試合の勝率であり、優勝争いをする上では1敗の重みが違う。説明するまでもないが、5戦全勝すれば文句なしで天皇杯を手にできる。

 リーグ戦と言っても「一発勝負」に近いものがある。一つも負けられないトーナメントの戦い方を知り尽くしているのが、昨年12月から母校・慶大を指揮する堀井哲也監督だ。JR東日本では2011年の都市対抗を初めて制すると、12、13年は準優勝。07年、さらに三菱自動車岡崎監督時代の01年にも準優勝の実績があり、スリリングな「負ければ終わり」が体に・・・

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