法大は第7日第1試合の慶大戦(8月16日)に勝利し開幕4連勝。第2試合で立大が敗退し18年秋以来の優勝が決定し、青木監督(右端)ら部員たちは合宿所(神奈川県川崎市)で喜んだ[写真提供=法大野球部]
全国唯一、夏開催の春に頂点
天皇杯を争う一戦で、手拍子に後押しされて反撃が始まった。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、史上初の8月開催となった東京六大学春季リーグ戦。8月16日の第1試合で、3戦全勝の法大が4戦全勝の慶大と対戦した。法大にとっては、負ければ慶大に秋春連覇を決められてしまう天王山だった。
3点を追う4回。法大は先頭の宮崎秀太(2年・天理高)の右中間席へのソロ本塁打で1点を返したあと、なお一死一、二塁の好機を作る。
いつもなら法大応援席から『チャンス法政』が響く場面。だが、今季は東京六大学の感染症対策ガイドラインにより、観客の上限が3000人で、応援団による応援はなく、観客の大声も禁止されていた。
このとき、三塁側の法大サイドの観客から手拍子が沸き起こった。それに力づけられるように、二死後に羽根龍二(4年・日大鶴ケ丘高)が右前へ適時打。さらに・・・
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