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2020ドラフト候補

プロで生きる道を固めた奥野翔琉(明徳義塾高)の脚力

 

今夏の甲子園交流試合後は体づくりを基本にしつつ、木製バットでの打撃練習にも取り組むなど、プロを意識した練習を積んでいる


「10.26」を待つ将来のスピードスター候補


 京都から高知で勝負する決意を固めたのは、12歳の夏だった。

「福井少年野球クラブに在籍した6年時、徳島県で行われた『阿波おどりカップ』という全国学童軟式野球大会に出場したんですが、そこで、声をかけていただきました。当初は迷ったんですが、以降、何度も舞鶴市の実家まで足を運んでもらってお誘いを受けたことで、最終的に明徳義塾中への進学を決めたんです」

 もちろん「甲子園」を見据えての決断でもあった。「明徳義塾は高校野球のイメージが強かったので、馬淵(馬淵史郎)監督の下でプレーしたい思いで中学3年間を過ごしました」。小学校6年当時は捕手で、自信のあった肩を買われたが、奥野翔琉には最大の武器があった。すでに中学時代から50メートル走6秒台前半。中学では二塁手に転向し、「内野手の基本を教わった」ことにより、野球観を広げることができたという。

 県内には最大のライバル・高知中がおり、1学年下の森木大智(現高知高2年、最速153キロ)との対戦は大きな財産である。また・・・

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