神宮球場のブースでは、学生たちが「トラックマン」が導き出した数値をパソコン上で作業する。試合後、全6校にデータが共有される[画像は一部修整してあります]
「数値」と「感覚」を一致させる新時代突入
1925年秋に創設された東京六大学リーグは、プロ野球誕生(34年)よりも長い歴史を持つ。学生野球のトップリーダーは、試合運営面においても時代の最先端を走っている。
昨秋、神宮で試験的に導入した「トラックマン」が、8月開催の春季リーグ戦から本格的に運用をスタートさせた。アマチュア野球で実施されるのは、同リーグが初。東京六大野球連盟・内藤雅之事務局長は言う。「昨今、MLBやNPBでも、データ重視の野球になっています。選手が自身の数値を知ることは、スキルアップだけではなく、故障防止にも役立つと期待しています」
この「トラックマン」は「TRACKMAN社」が開発した弾道測定機器だ。もともとはゴルフにおけるクラブの軌道など、スイングのメカニズムを科学的に分析。蓄積したデータを活用することで、普及した背景がある。
野球においてはMLBのほか、NPBでは2015年以降、・・・
▼下記バナーより六大学の野球部を応援することができます。
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン