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関西学生

4年後の「1位」を目指す藤本竜輝が持つ潜在能力

 

立命大の1年生右腕・藤本は近大1回戦で関西学生リーグ初登板を果たした。力のあるストレートで相手打者を圧倒した/写真=沢井史


自己最速を連発した衝撃の大学デビュー戦


 社高時代から剛速球を武器に名をとどろかせていた右腕が、鮮烈な大学デビューを飾った。近大1回戦。3対2とリードした6回から救援した藤本竜輝のストレートは、初球からうなりを上げた。2アウト目となる三飛に打ち取った真っすぐは自己最速を1キロ更新する150キロをマーク。その後も140キロ台後半を連発し、九番の代打に対しては、さらに更新する151キロを計測。このイニングは無失点に抑えたが、7回には同点ソロと、厳しさも味わっている。

「とにかく楽しんで投げることだけを考えました。スピードを出す意識はなかったですけど、腕を振っていたら自然と出たという感じです。151キロを出した直後は気づきませんでしたが、一つの目標にしていたのでうれしい。(7回に浴びた本塁打は)少し気が抜けてしまっていたので、そこは、悔しいです」

 高校時代は入学時から1年間で体重を17キロアップさせ、3年夏には最速149キロをマーク。須磨友が丘高との3回戦では7回参考ながら無安打無得点を達成した。準々決勝で敗退し、甲子園の土を踏むことはできなかった。あるNPBスカウトからは・・・

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