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第91回都市対抗野球大会

栗林良吏(広島ドラフト1位)を擁したV候補・トヨタ自動車が初戦敗退

 

トヨタ自動車はセガサミーとの1回戦。北阪の2ランが痛恨の失点となり、0対2で敗退を喫している/写真=佐藤雄彦


一発勝負で「一球の怖さ」を実感


 トヨタ自動車(豊田市)は準優勝に終わった昨夏の悔しさを胸に、今大会は4年ぶり2度目の優勝を狙っていた。しかし、セガサミー(東京都)との1回戦で初戦敗退(0対2)。この日の開幕戦(11月22日)では前回覇者・JFE東日本(千葉市)も敗退し、仮に両チームが勝利すれば実現した“再戦”もならなかった。

 就任2年目の藤原航平監督(中大)は新型コロナ禍に見舞われていた活動自粛期間中に大きな決断を下した。それは感染拡大を防ぐために、自主練習も含めた一切の練習を禁止したことだ。

「3週間ほど『まったく動くな』という指示を出しました。シーズンオフでもボールを触らないことはありませんから、特に投手陣は不安があったかもしれません」

 活動自粛期間が明けた6月、他チームがオープン戦を行っている中でも、トヨタ自動車では・・・

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