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第91回都市対抗野球大会

「特別な年」を制しHondaが黒獅子旗奪取

 

12月3日の決勝は、Hondaが4対1でNTT東日本を下して優勝。喜びを爆発させた/写真=松田杏子


5試合を勝ち上がり11年ぶり3度目の優勝


 コロナ禍のため、高校、大学では日本一を決める大会が中止に追い込まれたアマチュア球界。そんな中、唯一、開催された社会人野球の頂点を決める第91回都市対抗野球大会の決勝が12月3日、東京ドームで行われ、ホンダ(狭山市)がNTT東日本(東京都)を4対1で下して11年ぶり3度目の優勝を遂げた。

「スタートしたときの苦労を思い出しました。感無量です」と心情を吐露したホンダの開田成幸監督(早大)。今季から指揮を執る新人監督がチームに求めたのは「隙のない野球」だった。その実現のために、キャッチボールから意識を高めて練習。入社8年目の井上彰吾(日大)も「『準備が大事』と言われていたので、日々の練習から厳しくやってきました」と振り返る。一方で「オープン戦で結果を残した選手から起用しました」と開田監督が競争を促したことで新人が成長。スタメンには二塁・千野啓二郎(東海大)、三塁・津田翔希(東洋大)、遊撃・檜村篤史(早大)の3選手が名を連ね、朝山広憲(法大)は先発の軸を担うまでになった。

 開田監督は・・・

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