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東京六大学リーグ

早大が向き合う人生と野球の共通点

 

早稲田大学野球部の第111代主将となった丸山。チームをけん引していく自覚は十分である[写真=BBM]


秋春連覇への合言葉は「自分に勝て」


 昨秋、10季ぶり法大と並ぶリーグ最多タイ46度目の優勝を飾った慶大2回戦後。閉会式を待機している間、早大・小宮山悟監督は当時3年生の2人を呼び寄せている。その場で丸山壮史(4年・広陵高)を主将、岩本久重(4年・大阪桐蔭高)を副将に指名した。丸山は回顧する。

「自分の中では(2年秋から正捕手である)岩本かな? とは思っていたんですが……。でも、自分も引っ張っていくつもりでいました」

 広陵高では17年夏、甲子園で遊撃手(背番号15)として準優勝。1、2回戦では1学年下の高田桐利(法大3年)に先発を譲ったものの、3回戦からは先発メンバーとして、打率.462、1本塁打、3打点をマーク。中村奨成(現広島)が1985年のPL学園高・清原和博を更新する、1大会6本塁打を放った夏である。当時の主将は、故障により控えに回り、背番号18を着けた右腕・岩本淳太(上武大4年)。丸山は野球人生初の大役だ。早大は創部1901年で、第111代主将である。旧チームの主将だった早川隆久(楽天ドラフト1位)から・・・

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