主将・丸山(左)とエース候補の146キロ右腕・竹田。2019年春以来のリーグ制覇へ燃えている[写真=BBM]
V奪還へ突き進む「人間力野球」の継承
東京都府中市内にある明大野球部合宿所の「島岡寮」。正面玄関を入るとすぐ右手の、大パネルが出迎えてくれる。かつて明大を37年率いた、島岡吉郎元監督の在任当時の写真だ。大の甘党として知られ、大好物であったアンパン3個と大福2個を毎日、マネジャーが遺影の下に供える。
島岡御大が掲げていた「人間力野球」を、教え子である就任2年目・田中武宏監督が継ぐ。新年の練習始動日となった1月8日、指揮官が全員集合時に確認したことがあった。
「身だしなみで、おかしい学生がいないので良かった。昨年の4年生は公家(公家響、大阪ガス入社予定)を中心によくやってくれた。一方・・・
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