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加藤大貴(中京大)が見せるリーダーシップの本質

 

2017年春のセンバツで優勝した大阪桐蔭高の3年生世代は大学3年間を経て、5人が主将に就任した。高校時代にレギュラーだった福井章吾(慶大)、泉口友汰(青学大)、坂之下晴人(関大)に加え、背番号2ケタだった2人もチームの「顔」となっている。
取材・文=沢井史

写真=中京大野球部


野球を学び、野球から学ぶ白球への純粋な思い


「いまでも、あのときの雰囲気は、よく覚えています」

 史上初となる2度目の春夏連覇を狙った2017年夏。仙台育英高との3回戦は大阪桐蔭高が1対0とリードして、9回裏の守りを迎えた。好投を続けていた先発の2年生・柿木蓮(現日本ハム)が9回、二死から中前打、二盗、四球で一、二塁。ここで伝令に出たのが背番号13の加藤大貴だった。次打者の遊ゴロで試合終了かと思われたが、一塁手がベースを踏み外し二死満塁。加藤はこのイニング、2度目の伝令に出ている。

「あのときは西谷先生(監督)と(2度の伝令のうち最初で)『ここやな』という感じで、一塁ベンチで目が合ったんです。西谷先生から預かった言葉は・・・

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