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東都大学

国学院大が涙のV 20季ぶり2度目の戦国制覇

 

優勝争いは中大との直接対決。2回戦で勝てば優勝、負ければV決定戦という状況下で連勝を飾った。2010年秋以来の優勝だ[写真=矢野寿明]


「あと1勝」を乗り越え7校の異例開催を制覇!


 20季ぶりのリーグ優勝を決めた瞬間、国学院大・鳥山泰孝監督は両手を突き上げた。その後、ナインとともに整列して観客席へ一礼すると、こみ上げるものを抑えられなかった。この日から(中大2回戦、5月14日)から有観客試合が再開。スタンドにいる関係者を見ると、涙腺が緩んだ。

「この10年、いろいろなことがありましたので、泣かないと思っていましたけど我慢できませんでした。あと1勝という中で、何度も苦汁をなめてきた。『必ず優勝する!』と昨秋に新チームがスタートして、選手たちが果たしてくれました」(鳥山監督)

 今春の東都一部は連盟史上初めて7校による2戦制で開催された。優勝争いは8勝2敗で並んだ国学院大と中大の、最終週の直接対決となった。1回戦は延長10回タイブレークの末、6対5で勝利。2回戦は1点を追う8回に3点を奪って4対2と逆転勝ち。10勝2敗で2010年秋以来2度目のリーグ制覇を果たした。

 鳥山監督は10年8月に就任。その直後の秋に創部初優勝へ導いたが・・・

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