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東京六大学

東大が春最終戦で笑顔 64連敗でストップ

 

東大は法大2回戦[5月23日]で4回までに2点を挙げて、主導権を握る。先発の奥野が5回無失点、6回からは西山、井澤が2イニングずつを抑えて、2対0で7季ぶりに勝利を挙げた[写真=矢野寿明]


法大打線を完封リレーで2017年秋以来の白星


 ついに、勝った!

 東大は5月23日、今季最終戦の法大2回戦に2対0で勝利。2017年秋から3つの引き分けを挟んで続いていた連敗を64で止めた。

 現役選手にとって、初めての白星。27個目のアウトを取った瞬間、主将・大音周平(4年・湘南高)は三塁の守備位置で右の拳を突き上げた。

 東大初のプロ出身監督として19年11月に就任した井手峻監督(元中日)にとっても初勝利。指揮官は「夢のようです」と顔をほころばせた。

 元投手、外野手の井手監督は就任以来、攻守で緻密な野球を指導してきた。今年は「いろいろな戦術を駆使して、攻撃の流れをつかみたい」と、犠打だけではなく、盗塁やエンドランなどを多用。アウトカウントを増やさず塁を進め、得点を狙った。

 その取り組みが・・・

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