今回の合宿は実戦練習ではなく、各選手のコンディションに応じた個別練習が主体。座学もあった[写真=長岡洋幸]
目標は来年開催予定のアジア競技大会金メダル
悲願の金メダルに輝いた、東京五輪の侍ジャパントップチーム。
稲葉篤紀監督の下で光った「団結力」を受け継ぐのが、侍ジャパン社会人代表だ。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、活動が中断されていたが、2022年9月に予定されるアジア競技大会(中国・杭州市)に向けて始動。8月10日から3日間、東京都内で強化合宿が実施され、社会人日本代表候補24選手が参加した。
今回は、実戦形式などのチーム練習はなく、個別練習がメーン。数班に分かれ、メディカルチェック、体力測定、投球や打球の測定、メンタルトレーニング研修が行われ、そのほかは個人での練習の時間とされた。
取り組みとして重きを置かれたのが、詳細なデータ収集だ。テクニック面では投手なら投球の球速や回転数、打者なら打球の速さや角度など。またフィジカル面においては、各部位の可動域などを調べて、どこかに支障が出ていないかなど、細かくメディカルチェックを実施。それらはすべてつぶさにデータ化された。その狙いについて、17年から指揮する石井章夫監督は次のように述べた。
「一番はプレーを・・・
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