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第46回社会人野球日本選手権大会

大卒2年目に勝負懸ける横山楓 [セガサミー] の適性能力

 

ピンチの場面では、力で押すことができる。チームに貢献できなかった1年目を経て、2年目は投手陣の中心の一人である[写真=佐藤真一]


急成長を遂げている最速153キロのパワーピッチャー


 日本選手権1回戦(対NTT西日本)では二番手で3回2/3を投げて勝利投手。大会記録まであと1に迫る5者連続三振で、周囲を驚かせた。ホンダとの準々決勝でも150キロ前後のストレートを連発し、5回から5回無失点も、チームはタイブレークの末に都市対抗覇者に惜敗(0対1)。とはいえ、セガサミーのパワーピッチャー・横山楓(国学院大)が、全国舞台で持ち味を存分に発揮した。

 社会人2年目の今年はドラフト指名を見据えているが、決してエリートコースを歩んできたわけではない。その証拠が、セガサミー野球部ホームページに掲載されていた。横山が「マイベストゲーム」に挙げたのは高校3年夏の宮崎大会決勝(対宮崎日大高)だ。負けた試合を選んだ理由は「0対13でボコボコにされて、現実を知ったから」というものだった。

 もともと野球は高校で辞めるつもりだったが・・・

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