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東京六大学秋季リーグ戦

東大が新たなスタイルで最下位脱出へ確かな手応え

 

就任2年目の東大・井手監督[左から2人目]は秋へ向けた戦いに、手応えを得ている[写真=BBM]


研究と対策を重ね「足」を前面に真っ向勝負


 今春は法大2回戦に勝利し、2017年秋から続いていた連敗(3つの引き分けを挟む)を「64」でストップした。これは大きなトピックスであったが、もう1つ東大で注目を集めたのが「足」だ。春のチーム盗塁数はリーグ1位の24(2位は明大の18)をマーク。水越健太(4年・明和高)とアメフト部から転部してきた阿久津怜生(3年・宇都宮高)は、明大・丸山和郁(4年・前橋育英高)と並ぶ、リーグトップタイの6盗塁を記録した。阿久津は法大2回戦、代走起用から二盗を決め、松岡泰希(3年・東京都市大付高)の適時打で生還している。この先制点が、連敗を阻止する上で、貴重な1点になった。

 ただ、やみくもに次の塁を狙ったわけではない。「アナリスト」と呼ばれる学生スタッフが、他校の投手のけん制のクセなどを徹底解剖。アグレッシブな走塁は、研究を重ね、対策を踏まえてのものだった。

 就任2年目の井手峻監督は・・・

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