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東都大学一部リーグ

我慢のときを経て駒大が手応え十分の戦い展開

 

︎2017年春から母校・駒大を率いる大倉監督は伝統の粘り強いチームへと仕上げてきている[写真=駒澤大学野球部提供]


2014年秋以来のVへ投打充実の会心スタート


 まさに投打がかみ合った、会心のゲームとなった。駒大のエース・福山優希(3年・八戸学院光星高)はキレのあるボールを低めに集め、ドラフト候補・古賀悠斗捕手(4年・福岡大大濠高)を中心とした中大打線をテンポ良く打ち取っていく。1回戦の1失点完投(7対1)に続き、中2日の2戦目は3安打完封(3対0)。打線は四番・鵜飼航丞(4年・中京大中京高)が、1回戦で大学通算8号の2ランをバックスクリーンにたたき込み、勢いをつけた。駒大は一部復帰を果たした2018年春以来の開幕連勝。現在の4年生が入学してきた年のことだ。

 18年春は3位、秋は優勝決定戦に敗れての2位と勢いがあったが、翌19年は春秋とも最下位。入れ替え戦で何とか一部に残留したが、その後もなかなか上昇の気配が見えない。どのシーズンも開幕から黒星が先行し、最下位・入れ替え戦の重圧を感じながらの苦しい戦いが続いていた。

 二部にいた17年春から指揮を執る大倉孝一監督は・・・

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