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赤門エース・井澤駿介(東大)が掲げる「最下位脱出」へのテーマ

 

東大の3年生右腕エース・井澤は今秋、立大2回戦[通算20試合目]でリーグ戦初勝利。最終カードの法大戦では課題と収穫を得た。すべてを冬場のテーマにしていく[写真=斎藤豊]


リーグ戦初勝利で得た2022年への手応え


 東大は今秋のリーグ戦を1勝8敗1分けで終えた。勝ち点1.5。投手陣の軸としてフル回転したのは最速140キロの右腕エース・井澤駿介(3年・札幌南高)だった。

 9月26日の立大2回戦では、2対3で迎えた6回一死一、二塁から四番手として救援した。二死後に東怜央(4年・福岡大大濠高)に左前へ適時打を打たれたが、味方が7回に反撃。1点を返してなお二、三塁から四番の井上慶秀(4年・県長野高)が中前へ2点適時打を打ち、逆転した。7回以降は井澤が追加点を許さず、チームは7対4で勝った。

 東大にとっては2季連続での勝利。井澤にとっては2年春の慶大1回戦での初登板・初先発から20試合目の登板で、ようやく手にしたリーグ戦初白星だった。試合後、エースと四番は肘タッチで喜びを分かち合った。井上は、興奮を抑えるように言った。

「井澤がずっと投げてくれている中で・・・

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