拓大は8勝2分で、19年秋以来5度目の東都二部リーグ制覇。昨春から母校を指揮する馬淵監督は、部員たちの手により、神宮の杜を舞った[写真=藤井勝治]
入れ替え戦のない秋に維持したモチベーション
上位校と下位校、一部校と二部校の実力差がない『戦国東都』。二部校の選手たちにとっては二部優勝し、入れ替え戦で一部最下位校を倒すことが大きな目標となっている。しかし、東都大学野球連盟は9月2日、コロナ禍の影響により、今秋は入れ替え戦を実施しないことを発表。また、昨秋のように二部優勝校の一部自動昇格も行わないこととした。
拓大は昨秋、今春と二部リーグで優勝争いをしながら2季連続4位に終わった。『秋こそ優勝し、入れ替え戦で一部校を倒す』との思いを部員全員で共有し夏場の練習に入った。その矢先の8月上旬、新型コロナウイルスの感染が若年層にも広がっていたことから、大学から2週間の活動停止とされる。8月下旬にようやく活動を再開し、急ピッチで練習を進める中、入れ替え戦が行われないことが伝えられた。就任2年目の馬淵烈監督は、当時のことをこう語る・・・
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