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第52回明治神宮野球大会

バットで魅せる佐々木麟太郎(花巻東高)の圧倒的存在感

 

広陵高との準決勝で同点3ラン[写真]を放った。試合には惜敗したものの、3試合で10打数6安打、2本塁打、9打点と強烈なインパクトを残した[写真=川口洋邦]


1年秋で高校通算49号 神宮で大爆発したニュースター


 今大会のファーストスイングだった。外角やや低めのストレートを振り抜いた打球は快音を残し、一直線で右翼席へ。観衆の度肝を抜くド派手な一発で全国大会デビューを飾ったのは、三番・一塁で出場した花巻東高の怪物1年生・佐々木麟太郎だ。

「初回だったので『自分の打撃でなんとか先制点を』という気持ちでした」と振り返ったが、183cm117kgの立派な体格から放たれる打球はまさに規格外。この国学院久我山高との1回戦では、東北大会で課題に挙げていた左腕が相手だったが「センター方向へ強く打つことをとにかく意識しました」と攻略し、その後も犠飛を2本放って計3打点を挙げた。

 実は大会前は調子が悪く、中学時代に周囲からもらったアドバイスをもう一度見直し、修正してきた。

「スイングの軌道やタイミングの取り方を教えていただきました」

 今秋の東北大会中には・・・

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