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第52回明治神宮野球大会

永田裕治監督[日大三島高]が掲げる「全員野球」と「粘り」の神髄

 

日大三島高・永田監督は昨年4月に就任。2年足らずで全国レベルのチームへ鍛え上げた[写真=川口洋邦]


就任2年でセンバツ当確 名将率いる熱血指導が結実


 日大三島高(静岡)の監督に就任して2年目の永田裕治監督が全国の舞台に戻ってきた。現役時代は名門・報徳学園高の外野手として81年夏の甲子園で全国制覇。監督としても母校を率い、2002年春のセンバツで優勝へ導くなど甲子園通算23勝。17年春のセンバツ限りで勇退後は同校の教員として残り、18、19年には侍ジャパンU-18代表の監督を歴任した。昨年4月、静岡県三島市に移り住み、日大三島高を率い、今秋の県大会で38年ぶり2度目の優勝を遂げると、東海大会初制覇。明治神宮大会への出場権を手にしていた。

 58歳となった現在も、指導者としての情熱が衰えることはない。練習では「おとなしい選手たちを、私が引っ張っています」と話すように、ノックでダイビングキャッチ、スクイズでは飛び付いて見せたり、指揮官自らが体を張り、アグレッシブな姿を見せている。選手たちにも徐々に変化が見えはじめ、この秋は大会を通じて粘り強さも生まれてきた。

「本校では練習時間があらかじめ定められていますが・・・

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