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2022注目社会人選手

父&兄譲りの度会隆輝[ENEOS]の圧巻の打撃センス

 

2021年の都市対抗、JR東海との1回戦で右越えソロ。高卒入社1年目から結果を残した[写真=佐藤博之]


高卒入社1年目での都市対抗本塁打の価値


 ENEOS・度会隆輝(横浜高)には2021年、どうしても都市対抗で優勝したい2つの理由があった。父・博文氏(度会博文、元ヤクルト)がスワローズアカデミー設立準備室兼スワローズジュニア監督を務めるヤクルトが20年ぶりの日本シリーズ制覇。また兄・基輝が五番・一塁手でプレーした中央学院大が明治神宮大会で初優勝。家族2人が日本一のタイトルを手にしたことで「次は自分の番という思いは強い」と意気込んでいた。

 度会は横浜高で1年夏、2年春の甲子園出場。高校通算24本塁打と強打の内野手として注目され、プロ志望届提出も指名漏れに終わった。ENEOSでは大久保秀昭監督(慶大)からすぐに認められ、「思い切りが良く、バットを持ったら、経験値の高さを感じさせる雰囲気がある」と3月のJABA東京スポニチ大会では、公式戦初安打。4月のJABA長野大会では、ジェイプロジェクト戦で社会人1号となる初アーチを放った。

「社会人は・・・

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