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社会人新監督

NTT東日本・平野宏監督が掲げる「勝つため」に必要な指導

 

平野監督は1978年生まれ。水戸短大付高、国士舘大を経てNTT東日本に入社し、現役時代は投手、内野手として活躍した[写真=BBM]


「あと一歩」を打ち破り5年ぶりの都市対抗制覇に照準


 NTT東日本は2017年に都市対抗で優勝、20年は準優勝、昨年は4強と近年は好成績を収めている。今シーズンからこの全国屈指の強豪を率いているのが平野宏監督(国士舘大)だ。

「プレッシャーはなくはないですが、それにとらわれ過ぎずに……。ウチの野球ができて負けたなら鍛え直すしかないと腹はくくっていますし、土台として当たり前のことは徹底できているので、良いところを残しながら新たなチーム作りをしていきたいと考えています」

 2022年のテーマは打力だ。昨季は敗退した日本選手権準決勝(対三菱重工East)も都市対抗準決勝(対東京ガス)も3回までに4点を先行されて、そのまま逃げ切られた。昨年の最多本塁打王賞、最多打点賞、ベストナインの向山基生(法大)は反省をこう語る。「昨年は粘って合わせるというバッティングで、打ち勝つだけの打撃がなかった。そこで、この冬は追い込まれてからも二塁打や長打を打てるような強いスイングを心掛けてきました」と前向きに取り組んできた。もう一つ平野監督が重視しているのは、考える野球だ。

「ミーティングでも練習や試合の振り返りでも話し合って・・・

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