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慶大、リーグ優勝逃すも「勝ち点」かけた早慶戦に全力

 

慶大は明大3回戦[5月17日]に敗退し、リーグ優勝の可能性が消滅。1971年秋から72年秋にかけて達成して以来、50年ぶりの3連覇はならなかった。左は堀井監督、右は主将・下山[写真=矢野寿明]


勝負の厳しさ実感50年ぶりの3連覇滅


 慶大のユニフォームのグレーの色は、2020年から、それまでよりも濃くなっている。1971年秋から72年秋まで3連覇を達成した時と同じ色に戻したのだ。

 今春はその72年秋以来、50年ぶりの3連覇を目指していたが、届かなかった。5月17日の明大3回戦に7対12で敗戦。優勝の可能性が消滅すると、堀井哲也監督は言った。

「3連覇というのは、結果(としてついてくるもの)なので。とにかく1カード1カード、1試合1試合しっかりやっていこうという思いでやってきましたが、力及ばずでした」

 その表情は穏やかに見えた。悔しさを押し隠していたのかもしれない。だが、それ以上に・・・

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