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慶大・前田祐吉元監督が提唱した指導理論の深層を追求

 

福澤諭吉記念慶應義塾史展示館では「慶應野球と近代日本」が開催[6月6日〜8月13日]されている。6月25日には佐山和夫氏の記念講演会と前田祐吉氏の野球殿堂入りを記念したシンポジウム[写真]が開催された[写真=椛本結城]


令和時代に再考する「エンジョイ・ベースボール」の神髄


 慶大の野球と言えば「エンジョイ・ベースボール」。この言葉の生みの親は、前田祐吉元監督(故人)だ。

 前田監督は慶大を2期(1960年から65年、82年から93年)、計18年間率いて8度のリーグ優勝に導き、2020年に特別表彰で野球殿堂入りを果たした。その偉業を記念したシンポジウム「今、エンジョイ・ベースボールを語る」が、6月25日に慶大三田キャンパスで開かれた。現在、福澤諭吉記念慶應義塾史展示館で開催中の企画展「慶應野球と近代日本」に関連したイベントの一つとして実現したものだ。

 パネリストは5人。前田監督の就任1年目、60年秋の「早慶6連戦」で3年生左腕として4試合に登板した清澤忠彦氏(住友金属元監督)。前田監督が再び指揮官となった当時の3年生で・・・

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