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第104回全国高校野球選手権大阪大会

大阪桐蔭高、3度目の春夏連覇へ気を引き締める「絶対王者」

 

今春のセンバツで背番号1を着けた別所[右]、そして不動の正捕手・松尾[左]。夏は3年生の意地が大会の結果を左右する[写真=沢井史]


万全の酷暑対策で臨む大阪桐蔭高が見据える夏の山


 今春のセンバツで4年ぶり4度目の優勝を遂げた大阪桐蔭高は、同校3度目の春夏連覇へ向けて、士気を上げている。7月2日、センバツに出場した高知高との練習試合で、11対6と快勝。センバツで背番号1を着けた別所孝亮(3年)が6回2安打1失点と好投。一方、攻撃陣は一番・伊藤櫂人(3年)、六番・鈴木塁(3年)の本塁打を含む19安打と打線がつながり、好調ぶりを見せた。

 攻撃型の捕手としてドラフト候補に上がる三番・松尾汐恩(3年)は5打数3安打1打点。6月末の仙台育英高(宮城)との練習試合で2本塁打を放ち、高校通算32本塁打と数字を積み重ねている。一振りで流れを変える存在感を発揮しているが、松尾の目線はいたって冷静だ。

「捕手、打者としても技術的な部分は力不足。最近の練習ではランニングを多めにして体のキレや下半身強化を意識しています。体を疲れさせることで、暑い夏を乗り切っていけるようにするのも目的です」

 今春の近畿大会決勝で智弁和歌山高に2対3で敗退し・・・

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