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第93回都市対抗野球大会

無念の逆転負けも東京ガス、堂々の準優勝 「宿命」を背負うもあと1勝で大会連覇ならず

 

前年覇者・東京ガスは開幕試合から4試合を勝ち上がったが、最後はENEOSとの決勝で、牙城を崩すことはできなかった[右から笹川主将、山口監督、写真=矢野寿明]


 東京ガス(東京都)は今夏の都市対抗に、前回大会優勝チームとして推薦枠で出場した。3年ぶりの夏開催。東京五輪・パラリンピック開催の影響で、前回(決勝は12月9日)から約半年ほどの期間での大会となり、山口太輔監督(慶大)は「もともと、昨年の都市対抗を優勝したチームは連覇できる」と考えていたという。そして、スローガンを「覚悟〜連覇にふさわしいチームへ〜」に定めた今季、東京ガスは勢いそのままに4月のJABA長野大会を制覇。山口監督は都市対抗を連覇するのは「宿命」と言い切り、「厳しい場面があっても、我々の価値あるプレーをやり続ければ、その宿命どおりに連覇する」と選手たちを鼓舞した。

 大会に備え、7月初旬に5試合のオープン戦を組んだが、結果は5連敗。笹川晃平主将(東洋大)は「6月に強化練習があって、そのままJABA北海道大会へ。その後は気温が上がって選手に疲れが残っていました」と振り返る。それでも大会直前の最後の練習試合ではENEOS(横浜市)に10対1で快勝。笹川主将も「疲れが抜けて、普通にやれば戦える」と手応えを感じながら本大会へ臨むこととなった。

 1回戦は・・・

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