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秋季神奈川県大会

横浜高が4年ぶり19度目V。神奈川1位で来春のセンバツ挑戦

 

横浜高は秋季神奈川県大会で優勝。10月22日からの関東大会[埼玉開催]に県1位校として出場する[写真=田中慎一郎]


北海道で下地を構築


 今夏、横浜高は2年連続で夏の甲子園出場。昨夏に続く1回戦突破を遂げたが、2回戦で敗退した。過去に春3度、夏2度の優勝経験のある名門校だけに、上位進出が果たせなかったこの2年は、悔しさが残った。

 聖光学院高(福島)との甲子園2回戦で惜敗(2対3)したのは8月14日。今夏の登録18人のうち、2年生以下は9人(1年生3人)が占めた。1年夏から背番号1を着ける杉山遙希(副主将)、1年春から遊撃手で新主将・緒方漣、一塁手・山崎隆之介、中堅手・萩宗久(副主将)、甲子園で救援登板した右腕・鈴木楓汰と実績十分の2年生が残っていた。

 2020年4月から母校を指揮する村田浩明監督は危機感を抱いていた。チーム力アップのため8月26日から30日まで、北海道・紋別市でキャンプを行った。参加メンバーは2年生中心の20人。かつて、川崎北高、弥栄高、厚木北高を神奈川の県上位校へと押し上げ、21年4月から紋別高を指揮する加賀谷実監督が、日体大の後輩・村田監督との縁で実現したものだ。村田監督は母校・横浜高を率いる前は公立校の教諭で、霧が丘高、白山高で指導し・・・

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