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勝利への執念見せる東大。法大との勝ち点0同士の直接対決

 

今秋の東大は明大1回戦で引き分けると、慶大1回戦[写真]は4対3で勝利。接戦の展開が多く、法大との最終カードで勝ち点を奪い、1998年春から続く最下位を狙う[写真=田中慎一郎]


秋の最終カードにかける「最下位脱出」


 東大ナインの目標は「1勝」ではない。「勝ち点」と「最下位脱出」だ。

 今秋の開幕の明大1回戦で3対3と引き分け。2回戦で7対11、3回戦で6対13と敗れたものの、春の優勝校に食らいつく戦いを見せた。

 そして、第2週の慶大1回戦では4対3で勝った。その瞬間、選手たちは喜びを全身で表すことも、涙を流すこともなかった。昨春の法大2回戦に2対0で勝ち、連敗を64で止めたときには涙を流す選手が何人もいた。その一人だった外野手の阿久津怜生(4年・宇都宮高)の目にも涙はなかった。阿久津は言う。

「勝つだけではなく、勝ち点を取る。今年はそれがチームに浸透しています。皆が『ここからだぞ!』と、あと1勝へと向かったと思います」

 ところが・・・

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