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第47回社会人野球日本選手権大会

勝つことを目的とする航空自衛隊千歳の新たな挑戦 強い矜持を持った戦う組織

 

8月に就任した福井監督[背番号45]は来夏の都市対抗初出場への決意を新たにした[写真=宮原和也]


 研修のため、主将兼捕手の石井雅敏(東農大北海道オホーツク)、エース格の右腕・三栖龍馬(星槎道都大)らがいない。マスクをかぶる嵯峨智仁(函館大)は今夏に転向したばかりで、監督を含めたスタッフ4人も選手登録。限られた戦力の航空自衛隊千歳が、日本選手権に9大会ぶり2度目の出場。初出場チームがなく、今大会での最長ブランクとして、京セラドーム大阪に戻ってきた。

 前回出場の2012年を知るのは当時選手だった松橋尚史コーチ(札幌学院大)と岸本太地コーチ(函館大)の両コーチ。8月に就任した福井一気監督(北海高)は29歳と若い。今大会における最年少監督で、全国の舞台は現役選手にとって未知の領域だ。硬くならないわけがなく、人工芝でのプレー経験もほとんどない。それでも先発の本木敬基(八戸学院大)は王子を相手に緩急をつけた粘りのピッチングで、5回2失点と試合を作り、3点を追う6回裏に・・・

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