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2023センバツ候補校

東北勢初の夏春連覇への挑戦 仙台育英高(宮城)が取り組む「日本一からの招待」

 

2022年夏。甲子園で東北勢初制覇へ導いた須江監督[右端]は、「日本一のチーム内競争」を掲げ、生徒一人ひとりに寄り添う[写真=菅原淳]


 昨夏の甲子園で東北勢として初の全国制覇を遂げた仙台育英高(宮城)。140キロ超を投げる5投手の継投で頂点へ駆け上がったが、新チームも強力な投手陣は健在だ。旧チームで深紅の大優勝旗を手にした高橋煌稀(3年)、湯田統真(3年)の両右腕はともに最速146キロで、左腕・仁田陽翔(3年)は最速147キロ。さらに、昨夏の甲子園はベンチ外だった143キロ左腕の田中雄飛(3年)も加わり、140キロカルテットを形成。昨秋の東北大会では鶴岡東高(山形)との準々決勝で湯田が10奪三振で2安打完封を飾ったのをはじめ、この4投手でチーム防御率1.00。

 山田脩也主将(3年)は「東北大会は投手陣に助けられた」と振り返った。須江航監督は夏の甲子園決勝から、秋季大会まで準備期間が少なかったこともあって「(優勝した)東北大会までのチームづくりは突貫工事だった」と明かした。同校は「日本一のチーム内競争」を掲げ、11月の明治神宮大会でのメンバー変更を示唆していたが・・・

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