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第95回記念選抜高校野球大会

彦根総合高が春夏を通じて初陣! 宮崎裕也監督が向き合う指導論

 

彦根総合高は1月27日のセンバツ選考委員会で、春夏を通じて、初の甲子園に選出された。主将・上田は宮崎監督を慕って、同校に入学してきた[写真=石井愛子]


就任3年で結果を残した滋賀の名将のさい配術


 彦根総合高は2006年に男女共学化され、野球部は08年に創部した。新鋭校が今春、新たな歴史を記す。指揮を執るのは北大津高の監督として春3回、夏3回の甲子園へと導いた宮崎裕也監督だ。17年に安曇川高へ転勤して以降、高校野球の指導者としては第一線を退き、県の高野連の役員として大会運営に携わっていた。同校から熱烈オファーを受け、再び戦いの舞台へと戻ってきた。

 学校が管理する一軒家に単身赴任。寮が完成する昨年までは、県内の遠方の選手を数人預かり、共同生活を送ったこともあった。20年4月にコーチとして赴任(同8月に監督就任)。まずは、生徒を集めるために県内の中学校に自ら足を運んだ。県内の有望選手が県外の強豪校に進学する中、宮崎監督は丁ねいに説明して回った。指揮官の熱意が通じ21年4月に集まったのが今春、新3年生となる28人だ。主将・上田大地は、中学時代に在籍した彦根シニアの監督が・・・

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