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東都大学

東洋大・井上大新監督が掲げる大学野球の理想形 教育と自主性の融合

 

自らも大学4年間、汗を流した東洋大グラウンドで後輩たちを、愛情を持って指導する


 東洋大を東都リーグの名門に育て上げた高橋昭雄元監督が昨年9月7日に永眠した。今年1月8日に開かれた「しのぶ会」で、同1日に就任した井上大監督は、恩師の遺影に向かって感謝の思いを伝えて、誓いも新たにした。「一部に復帰して、高橋監督が愛されて守ってこられた野球部を私のやり方で守っていきます」。

 昨秋限りで勇退した杉本泰彦前監督のあとを託された。受け継ぐのは、勝つだけではなく、社会で通用する人間を育ててきた伝統だ。

「バランスが取れている大学だと思うんです。徹底的に厳しいかというと、そこまでではない。チャラチャラしながらやっているわけでもない。厳しいところは厳しく、節度がある。でも、その厳しさが、いま失われている。そこは、やっていきます」

 芯の強さを感じさせる口調で言う。

 2021年春の入れ替え戦で敗退し、昨秋まで3シーズン、二部に在籍している。昨春は圧倒的な強さで二部を制したが、1勝1敗で迎えた中大との入れ替え戦3回戦。1対0の9回裏を守れずに一部復帰を逃した。コーチだった井上監督の目に映ったのは・・・

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